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誉 (エンジン) : ミニ英和和英辞書
誉 (エンジン)[ほまれ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


誉 (エンジン) : ウィキペディア日本語版
誉 (エンジン)[ほまれ]

(ほまれ、当時の表記は)は、中島飛行機日本海軍航空技術廠発動機部とが技術を結集して開発した2,000hp級の航空機用レシプロエンジンである〔大木主計編集「丸メカニックNo.15 艦上偵察機彩雲」1979、潮書房 p.46  p.62~65〕 。大戦後期の日本軍偵察機や戦闘機、爆撃機のエンジンとして採用されたが、整備が難しく故障が多かった。
== 概要 ==
小型軽量ながら当時としては世界水準であり、1942年(昭和17年)9月に採用された。18気筒35,800cc・二重星型空冷・離昇2,000(公称1,860)馬力である。主に生産された型式には誉一一型、誉二一型、誉二四型ル装備(試作)などがある。中島飛行機が製作した最後の航空エンジンであった。本エンジンを採用した有名な機種には、爆撃機銀河、偵察機彩雲、戦闘機の疾風紫電改などがあり、第二次大戦末期の日本軍機に搭載された。
なお、誉の名称は大日本帝国海軍(以下、海軍)で使われたもので、略記号はNK9であった。また、大日本帝国陸軍(以下、陸軍)ではハ45と呼称された(ハは発動機のこと)。設計主任者は中島の中川良一技師。中川技師は、戦後プリンス自動車日産自動車の役員を歴任、プリンス・スカイライン2000GT-RR380383の発動機(S20型、GR8型、GRX-3型)の設計にも携わっている。
大戦後期の陸海軍航空機にメーカーや機種を問わず幅広く搭載された。2,000馬力級の出力をめざし限界を追求した設計であるため、前面投影面積や重量が小さかったという利点と引き換えに高い生産技術が要求された。このような要求は戦況の悪化に伴う資材や熟練労働者の不足という生産面の問題、さらには燃料・オイルの質の急激な悪化や整備が追いつかなかったというメンテナンス上の問題により、構造を熟知する精鋭整備員がいる部隊ならともかく、一般的な教育を受けた整備員しかいない部隊では整備が追いつかず、所定の性能を安定して発揮することができなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「誉 (エンジン)」の詳細全文を読む




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